菅藤浩三

ひまわりの菅藤浩三のレビュー・感想・評価

ひまわり(1996年製作のドラマ)
4.5
法科大学院が導入される前の司法試験ものがたり。ドラマでは絵面が地味なためか、会社を辞めたOLが2年間の受験勉強で司法試験に合格する空想に現実の受験生がざわざわ言ったものだが、実務に丹念に取材した印象を受けた、さすが脚本は井上由美子。
 レギュラー出演者では何と言ってもいい弁護士だったのが奥田瑛二。夏木マリとの焼け木杭の恋バナは私は余計だと思ったくちだが。あと川島なお美はこの当時はやっぱりキュートで、ほかの若い女性レギュラーよりも一番印象に残りました、あとうららばあちゃんを演じた佐々木すみ江も福島弁ふくめなんか印象に残る。
 東京時代に松嶋菜々子が弁護士を目指すきっかけになる、弟達也を陥れるカラオケ店長に寺脇康文そして資格商法でかもろうとするふてぶてしい女詐欺師に沢田亜矢子、息子が医療事故で死んで苦しんでるバイト先社長に蟹江敬三が出演してた。そして、せめて静岡か甲府にはひっかかるとのぞみ嬢ちゃんがディスった福島修習時代のゲストが、泉谷しげる・安達祐実・佐藤慶・風吹ジュンと演技達者揃い。上川隆也はまだアラはなかったけれど、松嶋菜々子は余計台詞棒読みが目立った。福島の司法修習仲間は特に印象に残る役回りなかった。
菅藤浩三

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