あられ

金田一少年の事件簿のあられのネタバレレビュー・内容・結末

金田一少年の事件簿(1995年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

堂本剛版金田一少年の事件簿 第二弾

名探偵・金田一耕助を祖父に持つ、高校生でIQ180の天才・金田一はじめが、幼馴染の七瀬美雪、剣持警部と共に、難事件を“じっちゃんの名にかけて”解決していく…。

金田一はじめ役は堂本剛さん。金田一はじめの、普段はふざけた感じなのに、推理ショーではめっきりかっこよくなるところとか最高です。原作のはじめちゃんのイメージにぴったりで、堂本剛さんの演技力がさすがです。

七瀬美雪役はともさかりえさん。七瀬美雪の優等生で知的な感じの演技が素敵です。

事件は学校、絶海の孤島、山奥の小さな集落などの隔絶された閉鎖的な場所で起こるクローズドサークル系の殺人が主で、殺され方は割とグロくて残酷で、猟奇的だったりします。犯人は怪人を名乗ることが多く、おどろおどろしいホラームード満載です。

S2も含め犯人は、事件の依頼者や教職員、警察関係者、はじめや美雪の友人である高校生とか、意外な人物だったりする時もあり、一筋縄では行かない面白さがあります。

そして、このドラマのBGMが珠玉の逸品で、恐怖やおどろおどろしさを更に煽りててます。反面、堂本剛さんの90年代のノリっぽいおちゃらけぶりが楽しいです😆



1話の”異人館村殺人事件”は、島田荘司さんの“占星術殺人事件”のトリックをパクったとのことで封印作品となり、配信はされてないのですが、1995年当時の本放送をTVで見ました。ヘロイン密売だったり、ミイラや首無し死体が出てきたりとかなりグロい設定です。コミックスについてはトリックの使用許可が出ていて、2〜3巻で読むことができますが、ストーリーはドラマ以上に残酷で猟奇的。登場人物はクズばかりでエグいですw

2話:悲恋湖殺人事件 (コミックス6~7巻、外伝2巻) 長野県悲恋湖の建設予定のリゾート地が舞台。“殺人鬼ジェイソン”による殺人事件(洋画パクりw) ルポライターいつき陽介が初登場。同じイニシャルって言うだけで殺された、哀れで可哀想な人達…😭

3話:オペラ座館殺人事件 (コミックス1~2巻、外伝1巻) 孤島のリゾートホテル・オペラ座館が舞台。“ファントム歌月”による殺人事件。“地獄の業火に焼かれよ” 理科室の棚の上に置かれた硫酸が落ちてくるとか杜撰すぎ…😰

4話:秘宝島殺人事件 (コミックス5~6巻、外伝1巻) 南海の孤島・秘宝島での財宝探しツアーが舞台。参加テストに合格し、ツアーに合流するはじめと美雪。“6人目の招かれざる客”による殺人事件。便座ケアレスミスww バラバラ死体がグロい…😭

5話:首吊り学園殺人事件(コミックス9~10巻、外伝4巻) 不動高校の夏期講習の特別クラスが舞台。“地獄の子守唄”による殺人事件。ただの偶然で完全犯罪を解くはじめw ちょい役の深町充役のヨースケは、新人の頃の窪塚洋介さん。イジメが首吊りごっことか…😰

6話:首無し村殺人事件(コミックス11~12巻、外伝5巻) 宮城県くちなし村が舞台。“首狩り武者”による殺人事件。生首シーンがゾッとする…😰

7話&8話:蝋人形城殺人事件(コミックス16~17巻、外伝1巻) 長野県日本アルプスの山奥に移築されたドイツの古城“バルト城”で行われるミステリーナイトツアーが舞台。“Mr.レッドラム”による殺人事件。REDRUMを逆に綴るとMURDERに。内野聖陽さんが演ずる意外とポンコツな探偵・銭形ケンタロウが、古銭をつかみつつ“ご先祖様の名の元に” と決め台詞を吐く姿に笑えましたw “鉄の処女”と言う拷問器具で殺されるとか恐ろしい…😰


※外伝は、”金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿”のことで、犯人目線の舞台裏、トリック解説コミックスです😆
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