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大地の子
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『大地の子』に投稿された感想・評価

daiyuuki

daiyuukiの感想・評価

5.0
長野県戸倉町から満州に入植した満蒙開拓団、信濃郷に属する松本家の長男松本勝男(上川隆也)は、祖父、母、妹2人とともにソ連国境に近い、現在の黒竜江省の開拓地で平穏な暮らしを送っていた。しかし、1945年(昭和20年)8月9日のソ連対日参戦により避難を余儀なくされた一家は、苛酷な避難行やソ連軍の虐殺によって祖父と母、末妹を失う。なお、父親はこの時陸軍に召集されており、勝男のいる満州にはいなかった。
苛酷な体験のあまり、自分の名前や日本語など7歳にして全ての記憶を失った勝男は、5歳であった妹のあつ子とも生き別れになり、中国人農家に売られて酷使される日々を送ることになる。度重なる虐待に耐えかねて勝男は農家を逃げ出したものの、長春で人買いの手にかかり売られそうになる。それを助けたのは、小学校教師の陸徳志(ルー・トゥーチ)であった。子供のない陸徳志夫妻は勝男に一心という名を与え、貧しいながらも実の子のように愛情をこめて育てる。しかし国共内戦が激化し、人民解放軍によって長春が包囲されると、一家は飢餓地獄と化した長春から脱出することを決意する。脱出のために人民解放軍の卡子(関所)を通る際、一心の中国語に日本語なまりがあると感じた兵士が一心を拘束しようとするが、徳志の説得や上官の取り成しによって解放され、一心はこの時初めて徳志のことを父と呼んだ。
その後、一家は徳志の故郷である范家屯(中国語版)に落ち着いた。やがて優秀な青年に育った一心は大連にある大学に進学した。恋人である趙丹青には、日本人であるがゆえに別れを切り出されるなど差別を受けながらも、中国の発展のため尽くそうと決心する。しかし、一心の背後には文化大革命の嵐が押し寄せつつあった。
1966年、一心は日本人であるという理由から槍玉に挙げられ、無実の罪で囚人として労働改造所(労改)に送られる。初めは寧夏回族自治区でダム建設の苛酷な労働を強いられたが、黄河の氾濫により全て徒労に終わる。その後さらに内蒙古の労改に送られた一心は、そこで日本出身の華僑で、今は羊飼いの仕事をさせられている黄書海と知り合い、母国語である日本語を習うようになる。しかし日本語というかすかな生きがいを見つけたのも束の間、他の囚人の脱走幇助の冤罪を着せられて懲役15年が確定してしまう。更にふとした怪我から破傷風にかかり生命の危機にさらされるも、後に妻となる看護師の江月梅に命を救われる。月梅は匿名で徳志に音信不通となっていた一心の所在を知らせる手紙を送り、徳志ははじめて一心の置かれている悲惨な境遇を知るに至った。徳志の命がけの嘆願と人民解放軍幹部となった幼馴染の袁力本の奔走の甲斐もあり、7年目にして釈放された一心は、北京駅で徳志と再会を果たす。元の職場に復帰した一心は、命の恩人である月梅と結婚し、日本語通訳として日中共同の一大プロジェクトである製鉄所建設チームの一員として働くことになる。
一方、中国に協力を要請された日本の東洋製鉄では、一心(勝男)の実父である松本耕次(仲代達矢)を上海事務所長として派遣する。松本は、戦後すぐに帰国した信濃郷開拓団員生存者の証言から、家族は全滅したと思い込んでいた。しかし、新たに中国残留邦人となっていた元信濃郷開拓団員の女性が日本に帰国して、勝男とあつ子がソ連軍の虐殺から生き延びたことを松本に伝えた。これをきっかけに、松本は仕事の合間を縫って二人の行方を追うが、その足取りは一向に摑めなかった。
製鉄所建設プロジェクトが軌道に乗り始めた頃、月梅は巡回医療隊の一員として河北省の農村を訪れ、張玉花という女性と知り合う。玉花は過労の果てに病(脊椎カリエス)を得て、すでに死の床にあった。カルテによって玉花が一心の妹あつ子と同じ年齢であり、かつ日本人であることを知った月梅は一心に手紙を書き、玉花に会いに行くことを薦める。手紙をもとに、玉花の家を訪ねた一心は玉花と会話を交わし、生き別れた時にあつ子が持っていたお守り袋をきっかけに兄妹にあることがわかり、36年ぶりの再会を果たす。
一心は玉花を町の病院に入院させて献身的に看病するが、翌年の旧正月を前に玉花は危篤となって退院させられ、一心に看取られて息を引き取った。その翌朝、一心が茫然と家の前に佇んでいると一台の車が止まる。その車からは玉花の家を訪問しようとしていた松本が下りてくるが、玉花の日本名があつ子であることとお守り袋が証拠となり、間近にいながら親子とは気づかなかった一心と松本は、ここで初めて互いの関係を知る。
その後、プロジェクトの一環で日本に出張した一心は、仕事の宴席を抜け出して木更津にある松本の家を訪れる。しかしこの訪問が原因で、一心は程なくして以前から一心を快く思っていなかった同僚馮長幸(趙丹青の夫)の策略により産業スパイとして告発され、プロジェクトから外された上に内蒙古の製鉄所へ左遷させられてしまう。初めは失意に暮れていた一心だったが、やがて製品の改良などを通じて内蒙古の仲間達と深い絆で結ばれる。
それから1年半後、丹青は一心を陥れた夫の策謀を知り、共産党幹部に告発した。冤罪が解けた一心は再びプロジェクトに復帰し、7年がかりで完成した製鉄所の高炉に火が入り、日中の参画者の心は一つになる。
プロジェクト終了後、一心は徳志の勧めで松本と父子水入らずでの三峡下りの旅行に出かける。雄大な長江を下る船の上で、松本は一心に日本へ来て一緒に暮らさないかと持ちかけた。日本の父と、中国の父。二人の父への愛情に一心の心は揺れ動くが、一心は苦悩の末涙ながらに「私はこの大地の子です。」と答え、中国に残ることを決意するのであった。
山崎豊子の同名小説のドラマ化。
戦争の中で中国に置き去りにされ、日本人であることで結婚や仕事で不当な扱いをされ、文化大革命で粛正されそうになったり苦難の人生を歩みながら、日中の架け橋になろうと生きる陸一心を、中国語をしっかりマスターし、日中の父親の愛に引き裂かれそうになる苦悩や愛憎まで演じ切った上川隆也がブレークするきっかけになった骨太なヒューマンドラマ。一心が、初めて中国人の養父を「お父さん」と呼ぶシーン、一心と中国人の養父や妻や親友との強い絆が、印象的。
感動的だった。
またいつか見たくなると思った。
大地の子、山崎豊子原作。
リアルタイムで観た後もビデオ録ってたので何度となく観ており、当時暫くTVドラマに上川隆也が出てくると、一心や!とこちらの役名で言ってた。それくらいこの一心という役が、このドラマが、長いこと自分に突き刺さってた。
作品の内容全部を覚えてる訳もないが、
中国残留孤児となった一人の主人公を通しての壮大な歴史ドラマで、当時の事実も中国や日本の赤裸々な実状も表現されてて印象的だった。
この作品で身体を張っての凄い役を演じた上川隆也に感動し、その後いい役の抜擢が増えた様に記憶している。
あと、それまで歌手の姿しか見てなかった永井真理子がキーになる役で出てたのも印象的。
又機会があれば是非観たい。