菅藤浩三

白線流しの菅藤浩三のレビュー・感想・評価

白線流し(1996年製作のドラマ)
5.0
男子は長瀬智也の役は終わってみれば長瀬智也である必然性は特になく(ルックスでジャニ推しキャストてことかな。まだワイルド長瀬になるまえ)、むしろ柏原崇の起用がドンピシャだった。だんだん中村竜も存在感だしてきたね。他方、女子は京野ことみも馬渕英里何も薄くて、やはりセーラー服を着た佇まいそのものが当時たくさんの男子高校生を魅了した酒井美紀がストーリーで目標の見つからない人生に悩みまくる所もあってひとりだけスポットライトがずっとあたってるような状況だった、主役だから当然だろうけどね、ダブル主役の長瀬智也に比べると。そして高校に行ってない遊井亮子が当時からこんなに魅力的だったとは全くの再発見だった。全員が進学しない中で友情が成立してるのも実によいコンセプト、
 実際には父親が逮捕されたり暴力で補導されかかったり受験し損ねたり、こんな高3ライフは勘弁てところだけど。そして松本市の風景に乾杯、まるで北の国からの松本版(スタッフはそういう作品をつくるのをめざしていたそうだが成功)。後日談スペシャルが毎年作成されたのも納得。あとスピッツの空も飛べるはずが抜群にはまってます
菅藤浩三

菅藤浩三