面白すぎ！
所謂ブラックコメディで、ここまでハマったのは初めてかもしれない。
殺人描写がしっかりある『タイガー&ドラゴン』という趣で始まる前半から、嘘で塗り固めた自分という虚構を作り上げることと、それが瓦解して真実が露呈した瞬間が最高の演技になるということのジレンマを描く後半へと、物語の深みが増していく展開に目が離せない。
腐れ縁の友達や裏の世界の仲間が、笑いを掻っ攫うと同時にしっかりとドラマ全体に暗い影を落としているのも凄いと思った。
あと、アクションシーンは音響とエフェクトに容赦がなくて毎回ハッとされられるし、6話終盤の殴り込みの緊張感は素晴らしい。
滑稽な取り調べとか
処刑装置から作り始める殺し屋とか、
黒澤明を巡る問答とか
ギャグもいちいち馬鹿馬鹿しくて最高。
