メロス

アンという名の少女 シーズン2のメロスのレビュー・感想・評価

5.0
アヴォンリーの金発掘事件、コールの決意、バッシュとギルバートの友情、ステイシー先生の赴任。
1880〜1890年代が舞台であるアンの物語を上手いこと現代社会とも絡めつつ、独自な展開になっていった感のあるシーズン2。多分原作にはないんだろうな、というストーリーが多かった気がする。

個人的に、グリーンゲイブルズに手伝いに来ているジェリーの人柄がすごく好きなので、彼が活躍する回が結構あったのは嬉しかった。ジェリーは、アンがみんなに受け入れられていないシーズン1のわりとはじめからアンに優しかったし、いつも陽気な感じも好き。
あとはジョセフィンさんもすごく好き。年齢を超えた友達って素敵で憧れるなぁ。ジョセフィンさんのパーティは現代的で、あのシーンは観ていてとてもワクワクした。

アンは感情の起伏が超激しいし、空気を読むことが苦手なところもあるけれど、その欠点を補って余りある良い子だと思う。
アンがよく口にする「想像の余地があるわ」という言葉。日々の生活の中で、色々難しいことも考えなくてはいけない時、この言葉を思い出すようにしている。「想像の余地がある」という考え方をするだけで、思考することがほんの少しだけど楽しく思える気がするから。
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