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ロー・アンド・オーダー:性犯罪特捜班 シーズン12のMIDORIのレビュー・感想・評価

4.5
SVUの物語の中で分岐点となるシーズンです。あまりにも有名なので、もはやネタバレですらないですが、このシーズンをもってステイブラー役のクリストファー・メローニが降板します。SVUが始まって2年後の2001年からは、ディック・ウルフの親友でもあるトム・フォンタナ製作のOZにもレギュラー出演するという、忙しすぎる12年間を駆け抜けてくれました。ステイブラーという役は非常に難しい役だったと思います。SVUという性犯罪や児童虐待を専門とする部署の刑事しながら、家庭では5人の子持ちという、仕事と私生活の狭間で悩む刑事を長い間演じてくれたことに感謝です。そして、10年の時を経てステイブラーはNY市警に帰ってくるのですが、シーズン12で去って行ったときと話が繋がっているため、今後LAW&ORDER各種を見る人は全てのシーズンを見る必要があります。

【ゲスト一覧】
1話:ヘンリー・イアン・キュージック(「LOST」)
2話:ヘンリー・イアン・キュージック(「LOST」)
3話:ジェニファー・ラブ・ヒューイット(「ゴースト 天国からのささやき」)
4話:ポール・シュルツ(「24」)
5話:ポーラ・パットン(「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」)
6話:ケヴィン・アレハンドロ(「トゥルー・ブラッド」)
6話:マイケル・グラディス(「マッドメン」)
6話:オデイア・ラッシュ(「ザ・ボディガード」)
7話:マリア・ベロ(「ER」「コヨーテ・アグリー」)
8話:マーシャ・ゲイ・ハーデン(「ポロック 2人だけのアトリエ」)
9話:チャーリー・バーネット(「シカゴ・ファイア」)
10話:マリア・ベロ(「ER」「コヨーテ・アグリー」)
11話:ドレア・ド・マッテオ(「ザ・ソプラノズ」)
12話:タリン・マニング(「8 Mile」「HAWAII FIVE-0」)
12話:ペイトン・リスト(「ジェシー!」)
13話:A・J・クック(「クリミナルマインド」)
14話:ケニー・ジョンソン(「S.W.A.T」)
15話:コルム・フィオール(「ボルジア家」)
16話:スペンサー・トリート・クラーク(「エージェント・オブ・シールド」)
17話:デブラ・メッシング(「ふたりは友達?ウィル&グレイス」)
18話:ケイト・バートン(「グレイズ・アナトミー」)
18話:デヴィッド・コスタビル(「SUITS」)
19話:ライアン・ハースト(「サンズ・オブ・アナーキー」)
20話:エリザベス・ミッチェル(「LOST」)
21話:アフトン・ウィリアムソン(「ザ・ルーキー」)
22話:ジョン・ステイモス(「フルハウス」)
23話:リタ・ウィルソン
23話:マリーナ・スコーシアーティ(「シカゴPD」)
24話:マイケル・レイモンド=ジェームズ(「ワンス・アポン・ア・タイム」)
24話:ペドロ・パスカル(「ゲーム・オブ・スローンズ」)

SVUのほうで人気キャラクターだったステイブラーが降板しただけではなく、本家LAW&ORDERのほうも2010年のシーズン20をもって終了し、一時期はディック・ウルフ大丈夫?だなんて言われていましたが、2012年より放送が始まったシカゴシリーズの爆発的人気により、NBCのディック・ウルフへの信頼は回復。ここから先のシーズンではSVUとシカゴシリーズのクロスオーバーが楽しめます。

※シカゴシリーズのヒットによって、ディックのほうがテレビ局よりも立場が偉くなり、「FBI」というドラマがCBSのほうに流れるなどのゴタゴタがあったため、NBCはディック・ウルフの流出を防ぐべく、SVUとシカゴシリーズを数年分まとめてシーズン更新したり、「LAW&ORDER:組織犯罪特捜班」の放送開始や本家「LAW&ORDER」の復活など、今ではディック・ウルフが天下を取っている状態です。(ディック・ウルフ作品の大ファンである私としては非常にありがたいです。)
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