菜津

あすなろ白書の菜津のレビュー・感想・評価

あすなろ白書(1993年製作のドラマ)
5.0
はぁ、、とっっても良かった。
さすが紫門ふみだ。
21歳の今観てよかった。
こんな究極の青春ラブストーリーがテレビで放送されていた90年代、やっぱり良い時代だよなあ。
まだポリコレがうるさくなかった時代の良さもあるんだろうな。最近ではタブー視されつつある男らしさ女らしさみたいなもの、私は素敵だと思うし大事にしていきたいな。

女の子に紳士的に振る舞おうとする男の子の感じとか女の子たちがヒール履いたりスカーフ巻いてたり今の大学生よりも大人びたファッションを普通に着こなしていて、当時の大学生のちょっぴり背伸びした感じがすごく新鮮だった。


初めはあすなろ会のキラキラとした青春時代と登場人物みんなが恋に生きてる感じがトレンディドラマあるあるの設定ね〜って少し離れた気持ちで観てたけど、全話観終わるとトレンディではあるけどすごくリアルだなって、彼らはあまりにも人間的すぎるし親しみさえ湧くくらい愛おしさまで感じてしまう。!!
若いって美しいな。
誰かを愛するってこの世で一番尊い感情だな。!!!!


お互い心の底から愛し合ってるのに、自分から逃げ続けて感情を表にぶつけようとしない掛居くんと、諦めることなんてできないってわかりきっててちょっぴり期待までしちゃってるくせにすぐ拗ねて遠ざけようとするなるみに、何やってんだよ〜素直になれよ〜そこは追いかけるとこだろ〜とかツッコミ入れながら観るのたのしかったな。すれ違いを何度も繰り返す2人はすごく人間味があって、大人なんだけど大人になりきれない20代の感じとかが母親から聞く父親との若い頃の思い出話と重なって思わず笑っちゃった。

好きっていう気持ちは理性でどうにかできるものじゃないし、傷つくのが怖いからって自分を守るために臆病になってちゃダメなんだな!!
愛し合っていればきっと乗り越えられるって信じなきゃ恋なんてできないんだぞってこと教えてもらったぜ。(トレンディドラマから恋愛学ぶ奴(^_^;)


今日も藤井フミヤのTRUE LOVEを聴きながらキャンパス歩いて、90年代に生きてる大学生になりきろうと思います。
今を楽しめない人間はいつの時代にいてもそうなんだろうけどやっぱりどうしても90年代に大学生してみたかったなって思ってしまう(^_^;)
菜津

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