メイマーツインズ

オザークへようこそ シーズン4のメイマーツインズのレビュー・感想・評価

4.5
《誰も逃れることはできない》


連続ドラマのレビューは”全裸監督〟以来、2度目。
Netflixに加入して最初に観たのは、映画ではなくこの”オザークへようこそ〟だった。
いや、”全裸監督〟とこのドラマを観るためにNetflixに加入したというべきかな。
それ以来、すっかりこの世界の虜に。
自分の中で最高の海外ドラマは”ブレイキング・バッド〟だけど、これは超えるかもしれない。

一家4人はあることに巻き込まれ、シカゴを追われることに。
辿り着いた地は田舎町”オザーク〟。
そこで起死回生を狙い、あらゆる障害を乗り越え、逞しく生きる家族の物語。

観る者を惹き込む素晴らしい脚本に、ドラマの域を超えたハイセンスな映像、”ブレイキング・バッド〟に勝るとも劣らない個性的で魅惑的な登場人物たち…
メキシカンマフィアに地元のギャング、ドラッグ製造者、汚職警官にFBI、政治家たちと絡む展開で見どころ満載‼︎
夫婦、家族、友情、といった人間愛を描いたドラマとしても秀逸。
人間の醜さ、そして強さを繊細に描き、人間の本質を鋭く炙り出している。

スリリングでちょっぴりハートフル、観る者の心に容赦ない不意打ちにやってくる壮絶なバイオレンス(汗)
2〜3時間の映画では表現できない濃密な世界がここにはある。
クライム、マフィア、家族、青春、ロマンス、バイオレンス…。
Netflixの威信をかけたこの作品。あらゆる要素がハイレベルに融合した、映画通をも唸らせる圧倒的な連続ドラマになってます。
映画を少し我慢しても観る価値アリです‼︎