上海十月

オザークへようこそ シーズン4の上海十月のレビュー・感想・評価

3.5
このドラマ4年かかってるんだぁ。だから少年が青年になってる。主軸はバード夫妻だったけど、もう一本の主軸がルースだった。本シーズン見て「ヒルビリー・エレジー」を思い出した。これもNetflixだ。トレイラーハウスから出て行く白人の低所得者層の話だ。全シリーズに見え隠れする宗教観だ。政治的立場、人種、文化、アメリカの教会文化が政治や経済そして犯罪組織にも関与している。小さな地域で起こっている話なのにジャーナリズムが不在だ。誰もチェックしない社会は、本作のようにやりたい放題で死者の山を作り抜け目ない人間だけ得をする社会。アメリカそのものを描いたのかもしれない。ラストは、どちらを取っても正解だろう。
上海十月

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