いのしん

SPEC サーガ黎明篇「サトリの恋」のいのしんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サトリ(真野恵里菜)がスペックホルダーとして活躍するドラマ時代より前の物語。女子高生のサトリがテニス部の水島翔一(國島直希)や病院の先生・鷹村健太郎(竹財輝之助)に想いを寄せるも、SPECを不気味がられたり、婚約者がいたりで片思いに終わる。どうでもいい人の心を読むのは簡単で、よく当たる占い屋として山田正信(谷川功)、白旗黒志(東幹久)のサポートのもと仕事を始めるが、本当に好きな人の心を読むのは緊張する・本心を知りたくないという臆病な面も描かれ、共感できる。やがてスペックホルダーとしての命を狙われるようになり、女医でスペックホルダーでもある新井遵子(山口紗弥加)と戦うが、来田為右衛門(温水洋一)のSPEC「サンダーブレイク」の力もあり勝利して物語は終わる。
女子高生姿のサトリがかわいい。メガネをしていてもしていなくてもかわいい。SICK’Sと違って、使われているBGMがSPECのものだったので、懐かしさを感じる。やっぱこれだよね。友達がいなくて透明人間のような存在になりかけているサトリも、そばにいてくれる山田・白旗のような仲間や、親身になってくれる先生がいるだけで幸せだよな、と思う。