Relishi

じゃじゃ馬ならしのRelishiのネタバレレビュー・内容・結末

じゃじゃ馬ならし(1993年製作のドラマ)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

最終話だけ観ることができていませんが、非常に好きな作品です。
星護の演出が際立っていて、コミカルさが演劇的。誇張された動きや表情が笑いを誘います。
親娘の関係から、恋心に変わっていく夏美と隆一郎の揺れ動く姿が切なく、とても良いです。

個人的に好きなシーン。
恋が実らないことを確信し、実の父親とアメリカへ発つ決意をする夏美。
2人はどうしようもなくすれ違い、夏美はひどく冷たい態度を隆一郎に向け続け、隆一郎もまたそのことを真に受けて、夏美が実の父親とアメリカへ行くことを祝福していたが、どこか自分の心の中にある衝動に駆られ、空港へ駆けつける。

そして、夏美に向かい「おいで、パパだよ」と大きく手を広げる。
ずっと素っ気ない素振りを取り続けた夏美が、もう一瞬で、まるで小さな子どものように、嬉しさで泣きじゃくって、隆一郎の胸の中に飛び込む、このシーンは何度観ても良い。

いつかどこかで再放送して欲しい。
最終話のことが知りたい。
Relishi

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