トケイジカケノ

誰にも言えないのトケイジカケノのネタバレレビュー・内容・結末

誰にも言えない(1993年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっとあなたが好きだったと合わせて鑑賞。

(前作との比較多め)
前作よりもプロットの組み方が丁寧で共感できるところがちょっとだけだけど増えてた印象。

冬彦は子供って感じでひねくれてた割にいざというところでは素直に物言う人、麻利夫は精神年齢は年相応だけどたまにベイビー麻利夫出てくる何度振られてもめげない、虚言癖、我儘、変な発想だけは一丁前に長けた人って感じで要素多すぎて永遠に面白かった。どっちも粘着度合いは変わらんけどキモさは冬彦、面白さは麻利夫。
麻利夫が事の発端で全部悪いけど、頑張っても頑張っても空回りしててなんか不憫で応援したくなるキャラだった。気持ち悪さは半減されてたけど他の人にしっかりヤバさは分散されてたから前作との満足度は変わらない。


続編でもしっかり伏線回収してくれました。でも冬彦が出所して再婚して子供育てたとか常人の生活してんのが私には解せない。あんだけの人間がどうやって常人になったのか。それとも再婚相手の懐の深さが尋常じゃなかったのか。
そこだけは謎。

両作も佐野史郎の演技見るためのドラマだったな。