1シーズン/日の勢いで睡眠削って全シーズン走破。
最高のラストシーズンだった。
このドラマは過去現在未来を多層的に観ていくだけでSF/ファンタジー要素は何ひとつ無いし、むしろタイトル通り自分にも起こりうるリアルな普通の“人生の一コマ”を連ねたものでしか無い。
なのに下手なタイムリープものよりも”時間の流れ“を強く感じる、複雑で重厚な物語になっている。
前シーズンでちょっと息切れした感もあったし、さすがにこの長さだと途中から無理やりねじ込んでくる展開もあったけど、総じて言えるのはセリフひとつひとつまで研ぎ澄まされた脚本と構成の力。
思春期が始まりかけたランダルとケヴィンに父ジャックが髭剃りを教えるシーンで、ジャックのセリフ。
「人はそうやって小さな瞬間を集めて生きている」
このドラマこそ、それそのものだった。