奇跡のような、ドラマの域を超えた壮大な作品だった。
ナレーションやモノローグ、説明くさい台詞などが一切ないのに、それぞれの気持ちが手に取るようにわかるのが、やっぱりすごい。
自分が当事者だったら自分の気持ちばかりになるところを、客観的に見ると「逆の立場もわかる」「つい言い過ぎて水掛け論になったんだな」「伝えたいと思っても言えないこともあるよね」と、別の側面からの見方がたくさんわかってくる。
自分の過去の出来事も、相手にもストーリーがあったと考えると、捉え方が変わってくる。
物事にはたくさんの側面があって、関わった人それぞれの思いや記憶は全然違うかもしれない。
でも、時間が経ち、立場が変わり、様々な経験をした時に、理解できることもたくさんある。
悲しい出来事もあったけど、とても温かい、明るい今後が想像できる終わり方で良かった。
全シーズンを通して、また観てみたい。