上海十月

春の一族の上海十月のレビュー・感想・評価

春の一族(1993年製作のドラマ)
3.8
山田太一劇場で観る。地域のコミュニケーション不足を女に溺れて使い込みした中井(緒形拳)がお節介を焼き、アパートの住人を翻弄してコミュニケーションは、なんぞやと考えさせる。所々、無理矢理な設定もあるが地域の人間関係を構築するのは、なんか難しいと思わせる。内海桂子の変なおばさんと江戸屋猫八が、いい味になっている。江口ともみがちょい役で出てくる。浅野忠信が今でもいそうな引きこもりの走りの青年をやっている。十朱幸代の市議会議員の妻で飛び出す設定は、変だな。国生さゆりのやさぐれ感は、無理矢理な感じだ。でも人間関係は、難しいと観ていて思いますね。ラストは、より難しいコミュケーションに突入だ。
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