架空のアメリカ合衆国元大統領セリーナ・マイヤーとその陣営の奮闘を描く政界コメディ、最終シーズン。
改めて大統領選への出馬を決意したセリーナとスタッフたちが、次々登場するライバルと戦いながら大統領の座に返り咲くことを目指すシーズン7。
味方だったスタッフが途中からライバル陣営に移るなど、相変わらずポジション変化がめまぐるしい。最終シーズンらしく、前シーズンまでの脇役も勢揃い。
ブラックな笑いや下品な台詞の応酬はさらにヒートアップ。
前シーズンからセリーナのスタッフに加わったリチャード、今シーズンでは話数を追うごとにナイスガイっぷりが増していって、このドラマの後半はリチャードとゲイリーの存在が癒やしだったな。
これまでも政権の維持やイメージアップのために何でも利用してきたセリーナ。（それがこのドラマのブラックな笑いに繋がるわけだけれど。）
最終シーズンでは喪うものの数も重さも桁違いで、笑うに笑えない…。
特に最後に犠牲にしたものは、絶対に手放しちゃいけないはずのものでしょう……。
本人が引きずっていることを隠そうともしない演出のせいで、最後の最後で大号泣した……。
シーズン6の最終話が比較的ハッピーだったのもあって、落差が大きくてものすごく引きずるラスト。な、何て切ないの…… そして最後まで笑いがブラック。
ここまで過酷でブラックかどうかはさておき、政治の世界はやはり一筋縄ではいかないんだろうな。
