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シリコンバレー シーズン6のlolのネタバレレビュー・内容・結末

シリコンバレー シーズン6(2019年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ITというより敵対的買収とか、訴訟とか利益相反とかなんとか企業同士の競り合いが見どころだった。最終回ではシーズン1で見せた結束の再現みたいで良かった。ラスハンネマン、ロン、ギャビン、ローリーブルームとかの強烈な個性が際立ってた。デニシュとギルフォイルのAIの件が最終的に最強のネットワークに繋がる伏線は最高に良かった。6話目のラスフェスで窮地に陥った時のリチャードの底力には感心した。ラスのホログラムもすごいことになってた。ギャビンとリチャードは和解する機会が何度もあったけど結局は犬猿の仲だった。ピーターグレゴリー役の人が存命だったらどんな展開になってたのか気になる。ビッグヘッドはどうやってスタンフォードの学長になれたのか?笑。10年後にギルフォイルとデニシュが共同で会社を経営していていい未来絵図だと思った。ジャレッドは過去の発言通り老人ホームで。会社が成功して安泰な未来を描くだけじゃなくて、リアルな業界の結末を描いていて共感した。醜い所を曝け出してるから人間としてのドラマ性に説得力を持たせていた。ビリオネアへの激動の中にいながらも倫理を貫いたリチャードだから倫理学教授になったのは当然だと思った。酒を飲んでバカをして後悔して挽回して妥協して改善して立ち直って改革しての繰り返しで変化の激しい目まぐるしい展開のショーだった。モーロンなゲイブが最後までデニシュを苦しませる展開にもこのシーズンのいいアクセントになってた。権力者の利己心を嘲笑するリチャードの姿勢が最後まで貫かれていて倫理的にも共感できる素晴らしいドラマだった。間に対する笑いの誘い方とかはシチュエーションコメディの中でも突出して優れていたと思う。初期のアーリックに間借りしていたみんなの家が大切な場所として演出してる点も良かった。駆け出しのシーズン1.2で評価を得るのは楽だけど、最終シーズンまで情熱を保つのは難しいものだけど、このドラマは減速することがなかった。
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