Ash国立ホラー大学院卒論執筆

ウエストワールド<セカンド・シーズン>のAsh国立ホラー大学院卒論執筆のレビュー・感想・評価

4.0
「自分の世界に疑問を抱いたことは?」


この世の全てである世界に疑問など抱きたくはない。だがこの世界には現代科学では説明のつかない不自然な点が幾つもある。個人的な願望やエゴとは裏腹に、世界の不完全性・非現実性は科学の発展と共に顕になってしまった。

イーロン・マスクによるとこの世界が基底現実である確率は数十億分の一だそうだ。根拠は不明瞭かも知れない。だが、否定から前進は生まれない。何事も攻撃していくことが重要だ。守りに入ると負け始める。

仮に本当に創造神が実在したとしよう。7日でこの世界を創った神は何が目的なのだろうか。推し量る技量は当然のこと、余裕さえも持ち合わせていない。

2045年に人類はシンギュラリティを迎えるという。それは"彼ら"と同じく「生命を創造する神」となることを意味する。

来るべき到達は彼らと対等となる為の通過儀礼だろうか?人類は救われるのだろうか?