ねまる

ウエストワールド<セカンド・シーズン>のねまるのレビュー・感想・評価

3.9
ウエストワールド、
話についていく、世界観を把握するのに必死になって考えて、
キャラクターのことまで考えてなかったシーズン1。

どうなってるの?と世界観に没頭するシーズン1も面白かったけど、
あえて力を抜いて、理解しようとしなくていいやっと思いながら観たシーズン2は、感覚だけで楽しめた。

シーズン1も力を抜いて観てみたら、
シーズン2を理解しようと頑張って観たら、
どう観方が、感想が変わるのだろう。
いつかまた改めて鑑賞したい。

力を抜いて観てみたら、
AIも人間もキャラクターとして魅力的に輝いていて、それぞれの葛藤が面白かった。

エヴァン・レイチェル・ウッドのドロレス。生き延びるために、愛するテディを壊してしまうところが辛い。
出来事を経て、自分を信じることしか出来ず、現実世界を壊すしか意図がなくなってしまうドロレスが切ない。
私が人間だからかな、バーナード、ドロレスを止めてあげてって思ってしまう。

ウィリアム爺と、娘の話も切ない。
あまりに人間。
デロス父と、ローガンと。家族の話。
アキチタの話…

みんな良かったのだけど、
メイヴと、ヘクターと、リー・サイズモアの3人のターンが好きで、
ショーグン・ワールドの、自分と同じような設定の別のホストと出会うところとか面白かった!
真田広之!菊地凛子!!

リー・サイズモアのポンコツっぷりがこんなに愛おしくなると思わなかった〜。
そして最後まで来て、大河ドラマと同じような理由で、この世界に推しを作ってはならないと学んだ。
ねまる

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