なみつ

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章のなみつのレビュー・感想・評価

4.0
なによりもまず感謝したい。

喜び怒り哀しみ楽しみすべての感情をくれました。
唯一無二の体験をありがとう。

この時代に生まれてよかったと、思える作品でした。

最終章の賛否両論は理解できます。
でも、今までもあったよなーて。シーズン1からずっとそれの繰り返しできてたし、もうこれでクライマックスと思える盛り上がりも絶望もあったので、今もまだ物語の途中にいると感じられる。

自分の中でゲームオブスローンズはずっと続いている。



【以下観たひとと語らいたい内容】(ネタバレ)
話数が少ないと思って油断していました。3話「長き夜」がもう長くて長いなーーと思って見ていたら物理的にほんとうに長い!これまで55分くらいだったのが約1時間20分!それ以降の話数も!!はあーこりゃなかなかよ。huluでの配信終了5分前くらいにギリギリすべりこめた、、、

■最終章まとめ
1話 再会の回
2話 最後かもしれないだろ?の回
3話 決戦
4話 お別れの回
5話 死にたくないの回(でも死ぬ)
6話 クロージング


ここにきてオープニング一新!

最後の超展開もわりと冷静に見られたのは、実はひとえに自分の好きなキャラクターたちは無事報われたというだけでした。

まずジョラー・モーモントです。これほど「本望」がふさわしいことあるんでしょうか??拍手。
デナーリスは自分に着火でもして炎に包まれとけばある程度無事なんでは?とはちょっと思ったけれども

次にトアマンドです。だいぶ人気だったのかな?と思うくらいなんか露出が多い上に使いどころも絶妙でちょっと戸惑ったくらい。でもなんだかんだうれしい!ジョンに言ったセリフがよいですね。最後の最後で再登場するしなー。

ハウンドもよかったです。マウンテンとのラストバトル!これがあるから君は死なんという謎の安心感がずっとあったよ。そして、アリアを助けてくれたのもやっぱり彼だった。アリアの心を。
クァイバーンけっこう好きだったからあっさりすぎたしまあまあエグかったのもちょっと悲しかった。マッドサイエンティスト枠だけどわりとマイルドなのがよかった。


さて。

デナーリスはこうなっちゃったんですね。でも今シーズンいきなりということではなく、なんだかんだその天秤とともに話はずっと進んでたんですよね。うーん、これだけ最初からいっしょに過ごしてきたキャラだから残念ではあるのですが、相対的に他のキャラよりもかなり優遇されてきた気がするからまあプラマイゼロかなあとか。
愛する人の手で、というのは悲しいけど、自分にとってはジョンはぽっと出の若造だったので視聴者としてのダメージはなし。むしろダーリオ・ナハーリスが懐かしくなりました。最初の俳優さんから変わったのってまさかこのため?面影的な。それはないか
忠誠、はドラゴンではなくダイアウルフのお家芸と思っていたので、デナーリス亡き後はターガリエンの血を持つジョンに乗り換える薄情さがあるくらいでもよかったかも。
グレイワーム退場を危惧していたらまさかのミッサンディ、、、彼女の最後の言葉の意図がどうしてもわからず…デナーリスとグレイワームにとっては呪いの鎖になったとしか思えないなあ。彼女は展開のために命を落とした最後の人物かもしれないですね。ずっとほのぼのしてたのもまさかの伏線か、、、ここにきて


ティリオンは好きだけど、個人的には奴隷商人を口八丁でやりこめたところがピークだったかも。デナーリスの王の手になってからは完全に失速一辺倒。サンサやジェイミーとの和解はよかった。サーセイとはまあ無理だよね。

ジェイミーは最後までどっちだろうーと思っていたけどやっぱりそっちだったか…ここはけっこう納得できた。ブライエニーもかわいそうよりもよかったね、のほうが大きい。彼女にはこれからがあるから。
サーセイは、本気で勝てると思ってたのか諦めていたのかが謎。前者ならさすがにちょっと考えなさすぎるし、後者にしても?これまでさんざん振り回された側からすればやっぱり失速感否めず。
ユーロンは嫌いじゃなかったです。ぶれない。顔芸。

サンサはちょっと、好きになっていいのかどうなのかがわからんかったよー、たくましくはなったと思うし初期よりはもちろん好きだけど、本意がわからなさすぎる…デナーリスと仲直りしたんじゃなかったんかい。そこはもう完全なる溝があったということ?北部を自分のものにしたかったのか?単に独立状態にしておきたかった?女王になりたかった?うーーん
そんなシオンを許容してたんだーというのもちょっといきなり感が。それ自体はいいんですけど。
サンサのパートナーは最終的に誰になるんだろう、というのが自分の中のちょっとしたテーマだったのですが、解決しなかったです。

アリアは最後の最後で、また戻ってきてくれてよかった。ちょっと超人になりすぎていたから。ハウンドかなりぶっきらぼうなのにアリアにだけは甘いのが。ジェンドリー不憫。笑うとことして見ておこう。でも、姉があれだけ振り回されてきた中で、アリアは自分で選択をしたというのは感慨深かったです。

ジョンは正直なところ好きでも嫌いでもないキャラクターだったから、なんか無でした。サー・ダヴォスはすごい好きだったけどなぜついてきてくれてたのかが実はあんまりよくわかってなかった。

王を決める会とその後の会議は自分にはかなり茶番でした。ブロンの扱いもうちょっと、なんとか、、、本人が幸せならよいのですけど。サムはどうなってああなったんでしょう?


いろいろあったけどやっぱりこの最終章のピークはゾンビたちとの決戦エピソード「長き夜」だった。毎回大きな戦いがあるたび、これよりスケールが大きくなることはないだろうと思うのにすごいですよね。
混沌の中、たびたび挟まる月夜とドラゴンの緩急。
これまでの戦いに比べるとどうしても相手がゾンビということもあって「もっとやりようなかったんかな?」と思う場面もちょいちょいあったけど。
メリサンドル!意外な登場。そして退場。
謎の復活を遂げてたベリック・ドンダリオンの理由が判明するのもなかなか。
ブランの白目はもはやただおもしろいからやめてほしかった。


めちゃしつこいのですが、今回あの終わり方だったから最後の最後までベンジェン叔父さんが出てくることを期待してしまった。扉開けたらいる?この茂みから出てくる??という、無駄な期待を、、、結局叔父さんには何があったんでしょうか、、、
トアマンドとゴーストが迎えてくれたから、それで満足でした。


これでやっと、ゲースロ関連のキャラ名、俳優さんのお名前検索ができるぞーー!!
なみつ

なみつ