シーズン1からちんたら見始めて、シーズン6で止まったままだったけどようやくシーズン7、8をまとめてイッキ見。
シーズン1から積もり積もった壮大なストーリーにお腹いっぱい。登場人物一人一人にそれまで重ねてきた人生があって今がある。生まれも違えば兄弟だろうと境遇も立ち位置も全然違う。
けれども、敵の中にもわかり合える人がいること、人は歩み寄ることを選べること、そしていつまでも憎むのではなく、他のやり方で解決する方法があるのだとゲーム・オブ・スローンズは教えてくれる。一言にこの人は悪い人だとは言えない。それは現実でも同じだと思う。
ティリオンは人気のあるキャラクターだと思うけど、最初はイメージの悪かったジェイミーもシリーズを重ねていくほど味わい深くなっていくし、波乱万丈なスターク家の末裔たちもそれぞれ魅力的。
このシリーズを見てて気持ちがいいのは、世界に脇役なんていないんだと思えること。どのキャラクターも生き生きとしていて、それぞれのドラマがあり、困難を乗り越えようとしている。時には苦渋の選択を強いられる。それでも生きていくんだという力強いメッセージを感じる。死ぬ時は死んでしまうのだけど、生き様を見せつけられた。
スピンオフがどうなるか期待半分、心配半分だけど、ゲーム・オブ・スローンズの出演者の活躍がこれからもたのしみ。
