hoge

獣になれない私たちのhogeのネタバレレビュー・内容・結末

獣になれない私たち(2018年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

最終話まで見ました。事前の宣伝でめっちゃ恋物語感があり、過度に恋物語に期待してしまった、という感じで結果、微妙でした。
毎エピソードに入る現実世界あるあるの生きづらさ(例:結婚したらすぐに無遠慮に「出産のご予定は?」と聞いてくる人間や、代えは居ると豪語してパワハラを改めない上司)を勝る、スカッと感や救われた感が無くて、つらい感情が蓄積され続けてしまいました。綺麗なオチだとは思うのですが、「それだけ?」という感想です。

—03—
見たら書く


—02—
同僚のあの女はなんなんだ…。自分のせいでアキラを土下座させといて、「おいおいマジかよあんなやつに土下座するのかよ(笑)ビジネスウーマン(笑)」と正面から言ってくるのアキラを馬鹿にしすぎではないか。

アキラさんが彼氏のためにか、求められる像に合わせて服をわざわざ着替え直して出てくるところが辛かった。求められる像に合わせていく姿勢こそが気遣いとされ、実際バーベキュー会場では大人気のアキラ。けど結局は久々に会えたのに肉とか野菜を焼かされる役目というの、人を利用しすぎでは?と思った。

良い子というキャラクターって、だれかにとっての良いものとして存在してても、その人の人生にほぼ良いこと与えず、損しがちなのかしらと思った回でした。


—01—
獣になれないの意味がハッと理解できて辛かった…。女が背負うあらゆる外圧のくるしさが描かれていて、とにかく今より改善されてくれ!と思ったし、だれか救ってくれ!と思ってた。

仕事も職場の人間関係も取引先とも彼とも彼の家族とも飲み場の人とも、人間として円滑に穏やかに仲良く正しくあらんと努めているのに、それに甘えて機械のように利用してくる人たちや、気持ち悪いと揶揄する人たちが描かれていたと思う。

その中で、自分の中の獣に気付いて獣にならんと挑戦する感じが応援できた。来週が楽しみ過ぎる。

あと頭ぽんぽんを是としてる男たちはこれ見て幻想から解き放たれて欲しい。頭ぽんぽんすな。
hoge

hoge