シガーandシュガー

バーナビー警部 シーズン1のシガーandシュガーのレビュー・感想・評価

バーナビー警部 シーズン1(1997年製作のドラマ)
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シーズンの区分けがわからないため、覚書程度にメモ。
AXNミステリーの案内と、Amazonの作品紹介からみると、このシーズン1は
1「謎のアナベラ」
2「血塗られた秀作」
3「劇的なる死」
4「誠実すぎた殺人」
5「沈黙の少年」
までかな?

初期は町や住人の様子が丁寧にゆっくり描かれていて、イギリスの田舎の美しい風景とともに、癖のありすぎる村民や、こんぐらかった人間模様がとても興味をひく。屋根の低い、特徴的な民家も美しく、インテリアや庭も楽しめる。
バーナビー警部を演じるジョン・ネトルズはこの作品しかしらないけれどとても素敵。ハンサムな上に声にも話し方にも頼り甲斐を感じさせる。さらにお茶目で奥様思いときたら出来すぎ(奥様のジョイスはもうちょっと美人だといいなと最初は思ったのだけど、ドラマ後半になるととても好きになってしまった)。娘のカリーも美人で眼福、部下のトロイもとぼけた良いキャラ。この見事なキャスティングでも、随分と惹き込まれてしまった。

三話くらいまでは犯人の動機がよく考えられていて、俳優陣の演技も良い。老人たちが元気で生臭いところがドラマに滑稽さと凄みと哀しさを添えている気がする。
特に「劇的なる死」は、狂気と哀しみの混じったよいラストだったと思う。