題材こそ自閉症というとっつきづらくなりそうなものに対して、ものすごくフラットで、ユーモアに溢れたとてもいいドラマでした。
自閉症の主人公が恋人を作りたい！と思うところから物語が始まり、でもそれって恋がしたいってこと？キスやセックスがしたいってこと？「恋人」が欲しいだけ？
誰かを知り、好きになることとはどういうことなんだろう。
主人公のサム、妹のケイシー、友だちのザヒードや両親…
様々な視点から語られる物語は「遠い国の誰かの物語」ではなく「ものすごく身近な物語」として感じられます。
「自分は普通じゃないんだ…」と悩む主人公に「普通のやつなんてどこにもいない」と語りかけるシーンが象徴しているように、誰しもが持つ「マイノリティ」な部分に優しく寄り添ってくれるドラマだと思います。
S2が楽しみです。
