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ポルノグラファーのkazataのレビュー・感想・評価

ポルノグラファー(2018年製作のドラマ)
3.0
各国のBLドラマを見比べる中で、来年には劇場版の公開も決まっている本作をウォッチ。
(意外にも実写版『弱虫ペダル』の三木康一郎監督作だったんですね…)

『性の劇薬』とはアプローチが全く異なるけども、調教&開発系BLの一種(異性愛者な主人公が木島先生という存在に出会ってBLに目覚める)とも言えるのかな?

先生に惹かれていくことへの主人公の葛藤が弱い気がするから、こういう物語こそ主人公と恋仲になる女子キャラが必要だと思うんだけども。
(現状だと主人公は潜在的に同性愛指向があったように見える……ってか早い段階で思いっきりBLな妄想してるしね)

BL的なアレコレよりも先生の"作家の苦悩"についての件が見応えありました!

それにしても、竹財輝之助さんと言えばベタ中のベタな恋愛映画『未来予想図』で主演抜擢された時に「誰?」ってなった思い出しか無かったけども……それから十年以上経ってBL作品で官能小説作家役を演じているというのが感慨深いですな(笑)
(でも本作の面白さを支えているのは竹財さんの力によるところが大きいはず!)


余談ですが、
鬼束ちひろの主題歌が流れたら自然と気持ちを持っていかれてしまうよね……
(昔、某映画の舞台挨拶に登壇した鬼束さんを見た時に目が離せなくて……きょどり気味な彼女が花束を持って出てきた瞬間になんか「刺される!」って勝手に思っちゃった=舞台上に不思議な無の間が生まれてヒヤヒヤしたことを思い出しました 笑)
(今でも鬼束さんのベストアルバムをたまに聴きたくなるくらい好きです…)
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