スパイ小説ジョン・ル・カレ原作、ジョナサンパイン（トム・ヒドルストン）元英国兵でカイロで夜間のホテル支配人。その後ある事件を通してスイスのツェルマットそしてマジョルカ島へ。元MI6諜報員アンジェラ・バー（オリビア・コールマン）にスパイとしてスカウトされる。米国のCIAからの応援もありアンジェラの指揮の下、武器ブローカー（ヒュー・ローリー）の不正とMI6高官との癒着を暴く為ブローカーのボスへ右腕として潜入する。
007映画さながら美女との官能シーンも美しくストーリーもスリルあった。ボンド映画程のアクションはないが、グローバルなロケ地とスリルあるストーリー、豪華なキャストで十分堪能できた。武器ブローカー（ヒュー・ローリー）がもっと無慈悲で残酷でも良かったかなと思う。二人の男（愛人とスパイ）に挟まれ揺れる美女のエリザベス・デビッキも華があった。結構攻めたラブシーンがあるが安っぽくなく品位があって綺麗だった。
BBCらしく少し暗いムードだが緻密なカット8話で無駄なく纏めている。無駄なエピソードが1話もなく１話が45分とダレないところが良い。シリア国境の武器のデモシーンや国際的なロケ地を含めて相当お金もかかっている。
個人的にトムヒ沼への扉を開けた記念すべきドラマ。上背もありスーツ姿や立ち振る舞いや間の取り方に品があり素敵だった。彼の他の作品も見てみようと思う。
アマゾンプライムの見放題海外ドラマの中ではトップクラスの充実ドラマだと思う。
