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THE WIRE/ザ・ワイヤー シーズン3のWAOのレビュー・感想・評価

5.0


「The Wire」シーズン3まで観た。
友人に1番お薦めで面白いと言われていたけど、本当にその通り。マイベストドラマ。

見所あり過ぎて書ききれないけど、やっぱりこの2人について。

ストリンガーとエイヴォンの信頼関係と目指している方向性のズレで歯車が噛み合わなくなり、もう後戻り出来なくなる展開がぎゅっと心締め付けられる思いで追っていた。
それにしてもストリンガー・ベルを演じるイドリス・エルバ がかっこよ過ぎて本当夢中になった。
彼を楽しみにシーズン3見てたよ
スーツ姿でできるビジネスマン姿で惚れるし、眼鏡かける時はいつもややずり下ろしながら書類に目を通す仕草が好き。
(けどディアンジェロの彼女を唆す所は見たくなかった)

ストリンガーとエイヴォンのすれ違いは、例えるならアイドルの方向性の違いによる解散に似ている気がする。
エリアで1番の麻薬組織のトップ2だけど、ストリンガーはその資金を元手に、不動産でビジネスを成功させたいからそのためには派手な争いも起こしたくないし、いい顔してたい。
一方で、エイヴォンは刑務所出だし、相手に仕掛けられた喧嘩はきっちり報復して、縄張りで自分たちが1番であることを誇示したい。
どんなにお金を儲けても所詮ドラッグディーラーであることを分かり切っていて、ストリートで生きる道しかない、仲間とボルティモアでその座を守り続けるためには殺しも必要。

目指していたのは同じボルティモアで1番になることだけど、結末はストリンガーはクリーンな表社会、エイヴォンはあくまでもストリートの裏社会。
ボタンの掛け違いで相手を裏切ってでも自分を守らなければならない状況に追い詰められる姿が切なかった。でもエイヴォンはストリンガーも自分を売ったと知ったとき、どこか安心したように見えた。同じ考え行動をとった彼をリスペクトしているし、結局運命共同体だったんだろうなと。The Wire本当に面白い。
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