クリストフォルー

すてきな片想いのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

すてきな片想い(1990年製作のドラマ)
4.1
CXの冬ドラとしては、翌年の『逢いたい時にあなたはいない・・・』の方がファンは多いのだろうが、わたしのクリスマスの定番は、中山美穂の初・大人ドラマである本作だ。
『君が嘘をついた』や『愛しあってるかい!』に続く野島伸司のまだライトな作風の時代だが、登場人物を巧みに絡み合わせてサスペンスフルにストーリーを進める作劇と、心に届く台詞選びの才能はすでに際立っている。
バブル時代とはいえ、ヒロインをはじめとして、いくらなんでも軽すぎると言われそうだが、気分だけでもこんな風に過ごしたかったと、いまになって思う。
ミポリンもカワイイが、「息子」でキャラ変する前の、ちょっとすれっからした和久井映見はキレイで忘れがたい。
BGMでシーンを転がすところなんて新喜劇だね。
クリストフォルー

クリストフォルー