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アトランタ:略奪の季節のqのレビュー・感想・評価

アトランタ:略奪の季節(2018年製作のドラマ)
5.0
何度か繰り返して観ているシーズン2。シーズン1と比較してまるで違う作品のような、ひととひとつのエピソードが、コメディとしてもまたはオムニバスドラマとしても凄まじいクオリティだよなと改めて。
また見直して最高だったのでレビューしておく。

アーンの不甲斐なさ、なんか勢いのないペーパーボーイ。シーズン1でもこんなに地味な2人だったっけ?と若干イラつくのだけれど、それが従兄弟同士近くてリアルで心地いい。
かたや詩人で真理をつく自由で優しいダリウスがめちゃくちゃ好きすぎた。
夢の中で作り方を覚えた生パスタとか夢にダーマ&グレッグとかうけるわ。

特に好きだったストーリーをメモ。

5: ペーパーボーイのみ登場。コメディとして最高の床屋コント。この意味のなさと時間の無駄。最後のオチ。最高。大好きな回。さらに音楽はFlying LotusとThundercatのオリジナルスコア!!

6: 完成度すごい。スピンオフのような本編になんら影響ないもはやショートムービーで見る価値がありすぎ。
ダリウスの言葉すべてに同意というかもはや真理だったー。そして偉業は犠牲を伴わない、痛みからではなく愛から生まれるものだという言葉。言葉の通りであると同意すると共に、完全にマイケルジャクソンへのメッセージだよね。見た目もそうだけれど、父親から受けたDVも。テディとベニーはマイケルの光と影を描いているのではと思った。そして、スティーヴィーは愛がある。目が見えないことは犠牲ではない、彼には音楽が見えている、これにも本当に同意する。
音楽好き内輪の飲みネタで20年前から無人島レコードにはスティーヴィーのSongs In The Key Of Lifeを選んでいるのは、希望と愛を感じられるからというのも理由のひとつ。

7:ドレイクの家という結論はともかく夢のような設定。大邸宅のパーティの雰囲気、ギャル達のドレスアップしてパーティに向かうわくわく感。パーティでかかってる音楽は大好きなVince StaplesのSAMOやKelelaのJupiterだし最高。ヴァンはアーンにマウント取りたいだけの強がっている可愛さ。プールサイドでハイになりながらのダリウスの哲学的な話も最高。パーティの雰囲気含めてここに行きたすぎる、という個人的好みが詰まりまくっていた。

前回視聴: 2019/9/5
2,3回目視聴: 失念
4回目視聴: 2022/8/15
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