このレビューはネタバレを含みます
『ウルトラQ』を完全に大人向けなテイストでリブートした感じ。正直なところ、リブート版としては『dark fantasy』の方が好きなんだけど、これはこれで結構楽しめた気がする。
オムニバス形式ではあるものの、全話通して「怪獣/宇宙人との共存・相互理解」的なテーマを感じる。でもそこを真っ直ぐそのまま描いたり、迫害の結果しっぺ返しを食らう回より、人間が異形のものに依存する話の方が多かったような印象。
ダークな感じで面白い回も多いが、上記の理由であんまりバラエティ感は感じなかった。
好きな回は、
『洗濯の日』
『パンドラの穴』
『もっとも臭い島』
『東京プロトコル』
『アルゴス・デモクラシー』
特に怪談みたいなオチの『もっとも臭い島』や「自分なら...」を考えると楽しい『アルゴス・デモクラシー』は凄かったな。
令和でもこう言うウルトラQリブートが観てみたい。