凜

蒼い瞳とニュアージュの凜のレビュー・感想・評価

蒼い瞳とニュアージュ(2007年製作のドラマ)
2.8
当時の時代背景やらあれこれ思い出すドラマ。

2000年当時は、「臨床心理士」なる職業はまだ正式に確立しておらず、しばしば精神科医と混同され、ときに現実が歪められてこういったドラマの素材になっていたことを思い出します。

深キョンもサトエリちゃんも、まだまだといった台詞回しに、眉をひそめるどころか懐かしさすら感じた不思議。
松重さん、大ブレイク前でお若い!
片桐仁さん、台詞少なっ!

出演者が今をときめく人たちばかりで、彼らを選んだ当時のWOWドラマの先見の明を感じずにはおられません。

一方で、ストーリーは粗く丁寧さが欠けていて残念です。
二回に別けて観たせいか、犯人側の関係者の動機や行動がよくわからずじまい。
どこかで見落としたのかも…唐突な箇所が多々見られました。

当時のミステリー原作と映像化の「どうしてこうなった(宮部みゆき作品など)」にカテゴライズされる一つでしょうか。
凜