アーロン・ソーキン・ファンの私としては、気に入って3シーズンともprime videoで買ってしまったぐらい。ただ初めて見たときには、各自の恋愛ドラマの部分があほらしくて見ていられず、早送りしながら見ておりました。今は何周かして慣れたので、平常心で見れる。
まずとりあえずソーキン・ドラマの基本として1)主人公は白人アメリカ人男性 2) アメリカという国が大好き 3)インテリとジョークと権力が好き、という三点は無条件の前提として受け入れなければならないようだ。
マッケンジー役の俳優さんとか、すごいイギリス・アクセントなのに「お父さんが外交官でイギリス育ちだが、国籍はアメリカ人」という難しい設定である。だいたい外交官って数年で変わるのでは...
あと基本的に女性には興味がなく、たぶん視聴者サービスのつもりで恋愛を入れてるので、みんなの前で恋バナを怒鳴りあうことになってるのであろう。あのリサの話とか、めっちゃ気の毒。あとなぜか日本に興味があるみたいで「しち」と「し」は発音が似ているとか、細かい設定を持ってくるのであった。
日本人視聴者からすると「なぜアメリカは世界一偉大な国なのか」とか、なぜそれがそんなに重要なのかさっぱりわからないが、あのスピーチを終えた後の「つかみはおっけー」的な自己満足感が不思議である。アメリカの視聴者にはあれが効くのだろうか... と言いながら私も見てるだが、いろいろ謎の残るドラマなのであった。
