なべ

ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウスのなべのレビュー・感想・評価

4.6
素晴らしい!
品のいい怖さと言いようのない不安感がたまらない。現在と過去を行ったり来たりする構成だが、混乱することなくゆっくり丁寧に核心に近づいていく。子供時代の役者と現在の役者もよく似ていて違和感がない(末っ子のルーク除く)。ぼくのお気に入りは次女のテオ。このサイコメトラーだけでドラマシリーズがつくれる。
6話以降尻すぼみなるとか言われているが、なかなかどうして。全然すぼんでない。ずーっとこわいよ。どんどん悲しくて、今なおこわい。
首折れ女の正体を知ったときは戦慄しながらも悲しくて涙ぐんだわ。こわ悲しい。
「オキュラス 怨霊鏡」を観たときは、あまりの巧さに、偶然の産物なのではないか、奇跡の一作なのではないかと疑っていたのだが、本作を観て確信した。マイク・フラナガンはホンモノだと!
なべ

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