かりんとう

ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウスのかりんとうのレビュー・感想・評価

4.4
【泣けるホラー】の金字塔!
ネトフリ加入者はぜひ観るべし!!

いや~大好きマイク・フラナガン。
彼の真骨頂は2時間の映画よりもTVシリーズでこそ発揮されると証明された一作目。
彼はNetflixと独占契約を結び、後に「ザ・ホーンティング・オブ・ブライマナー(2021)」「真夜中のミサ(2021)」「ミッドナイトクラブ(2022)」「アッシャー家の崩壊(2023)」とコンスタントに作品を発表し、そのどれもが驚異的な完成度を誇っている。

キャスティングも面白く、フラナガンファミリーの面々が全作品に出演してる。
アメホラことAmerican Horror Storyのように、違うシリーズになっても見覚えのある俳優さんが、前作までとは全く違う役柄を演じていて「あの人は今回どんな役なんだろ?」とワクワクしながら観るのが楽しい。(福田雄一作品で山田孝之を見つけるときの感覚)

そして何より脚本が素晴らしい。
緻密なストーリー構成と、散りばめられた伏線。そしてその全てが鮮やかに回収されていく様は見事としか言いようがない。
そしてめちゃくちゃ怖い。古典的なジャンプスケアも多いけど、じわじわと背後に忍び寄ってくるような身も凍る恐怖演出がうまい。

こんなに良策をガンガン制作してれた監督さんなのに、Netflixとの契約はすでに終了しているとのこと。次はAmazonに移籍との情報があるので、次回作はアマプラに来てくれることを祈って。