このレビューはネタバレを含みます
最終話のエクスタシーが凄まじい。
「偏った思想の差別主義非道キャラ」を3人の女性異能力者たちがボコボコにリンチするシーンには、ん?コレは良いのか?と思いながらもスッキリさせられてしまう。
ブッチャー、ライアン、ホームランダーの掛け合いはグッとくるものがあった。それは物語のクライマックスだった事も大きな要因だと思うけれど、役者さんたちの演技が神がかっていたのも大きいはず。
あいも変わらずテンポ感や物語のドロドロ具合は最高なんだけれど、ブラックユーモアのシリーズものにどこまで一貫したメッセージを込められるか?或いは求めるか?は作り手受け手、両者のマナーとして難しい。
米大都会の高層ビル屋上、狼男を連想させるような満月をバックに「オレは何でもできる!」と叫びながらシコるホームランダーに流石に笑ってしまう。未だかつて無いヒーロー且つヴィラン像。