daiyuuki

ザ・ボーイズ シーズン3のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ザ・ボーイズ シーズン3(2022年製作のドラマ)
4.8
ヴォート社製作の映画「セブンの夜明け」が公開され、ホームランダー達がプレミアに出席する。ヒューイは能力者管理局で、ヴィクトリア・ニューマンと共に働いていた。
体の大きさを変えられる能力者ターマイトがパーティーで騒ぎを起こし、ザ・ボーイズが捕えて能力者管理局(FBSA)に引き渡す。
ヴォート社のCEOスタン・エドガーは、24時間特殊能力を与えられる時効性薬V24を開発し軍に売ろうとしていた。
クイーン・メイヴはかつてのヒーローチーム「ペイバック」のリーダーだったソルジャー・ボーイの情報をブッチャーに渡し、ソルジャー・ボーイを倒した兵器について調べることを提案する。
もしものときのためにと、手に入れたV24をブッチャーに渡す。
ベロニカ・ニューマンが能力者であることがバレ、ソルジャーボーイが生きていて「ペイバック」のメンバーを付け狙い、ホームランダーはさらに暴走していく。
プライムビデオオリジナルドラマ「ザ・ボーイズ」シーズン3。
今回のシーズン3では、最愛のストームフロントを亡くし愛情と承認欲求に飢えたホームランダーがセブンやヴォートをより恐怖で支配しようとしたり、メイヴから手に入れた時効性Vをブッチャーとヒューイが摂取して特殊能力に頼ろうとしたためにザ・ボーイズの絆にヒビが入ったり、手段の為に能力に頼って本分を忘れてお互いの一線を越えるカオス感がさらに血まみれなバトル満載で描かれる。
さらに、息子ライアンをめぐるブッチャーとホームランダーのバトル、ホームランダーとソルジャーボーイの親子バトルなど、崩壊家庭の中で父親をロールモデルに出来なかったブッチャーやホームランダーの迷走と暴走が描かれる一方で、ヒーローとしての信念がブレずホームランダーやソルジャーボーイに立ち向かうスターライトやメイヴやクミコのスーパーヒロインの信念と共闘が、より毒された男らしさや父権制に対するカウンターになっている。
「ヒーローガズム」の回での大虐殺などグロ描写、最終回でのバトルなどもパワーアップしていて、シリーズの分岐点になるシーズン3。
daiyuuki

daiyuuki