ザ・ボーイズ シーズン1のKHのネタバレレビュー・内容・結末

薬物使用、汚い言葉、肌の露出、セクシャリティ、暴力

スーパーヒーローの表の側面だけを見て騒ぎ立てる大衆。
それは作られた偶像であり、台本があり、マーケティングである。
作られた虚像をみて喜んでいても別にいいだろう。
ヒーローだって聖人君主じゃないんだからセックスもするし小便もする。
日本の芸能界を見てもアイドルだってトイレに行くし、山Pだって持ち帰り合コンはするし、東出君だって不倫するし、渡部だって多目的トイレに行く。
多分この映画に出てきたようなヒーローが欲望をさらけ出す会員バーみたいなのもたくさんあるんだろう。

マスメディアの一方的な情報に当てられた哲学的ゾンビになり下がった一般人には生きやすいユートピアかもしれないが、そこは全部作り出された嘘まみれのディストピアかもしれない。
インターネット、SNS、が発達して一般人誰もが情報の発信源となる現代社会。
一つの一方的に与えられた情報を鵜呑みにする脳死状態に陥るのではなく、物事を多角的に考えることのできる知恵を持つことが大事であるということを描いているのかもしれない。
いろいろな情報を手に入れていく中で組織に疑問を持ち始めるスターライトのように情報がSNSで発信できる世の中で細部まで統制できなくなってきたウイグル地区での情報に対し自らおかしいと思えるのか。
まぁそんな深いこと考えず、ヴィラン VS ヴィランって目線で見ると面白いですよ。