あられ

迷路荘の惨劇のあられのネタバレレビュー・内容・結末

迷路荘の惨劇(1978年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

左腕のない男w 密室トリックw カラクリ屋敷w 地下洞窟を舞台に繰り広げられる惨劇w おどろおどろしい事件w 横溝正史先生らしいストーリーw

古館村出身者は古館家に絶対服従と言う、とんでもなく厄介で酷い伝説縛りがあるのがキーポイント。迷路荘を取り仕切る糸役の千石規子さんの演技が、めちゃくちゃ怖いですw 香川照之さんの母親である浜木綿子さんの、わざとらしいセリフ口調が浮いてるw

隠し扉やどんでん返しや抜け穴がふんだんに施された複雑な造りのお屋敷、通称迷路荘。そこで昭和5年、妻の浮気を疑い、妻を殺害、間男と思い込んだ男・尾形静馬の左腕を切り落とすと、逆に静馬に殺される古館一人伯爵。静馬は逃走し、行方不明に。

昭和25年。伯爵の息子辰人は、終戦によって身分を失い、迷路荘と美しい妻・倭文子は、富豪の篠崎慎吾のものに。ホテルに改装された迷路荘に、倭文子の先夫の元伯爵古館辰人を含む関係者が一堂に集まり、ホテルとしてのオープンを祝う。その前日、篠崎慎吾の知り合いと称し左腕がない男が宿泊し、忽然と姿を消していた。静馬が還ってきたと恐れ慄く迷路荘の面々。金田一耕助は友人である篠崎慎吾に捜査を依頼される。

横溝正史シリーズI・IIの最後のお話なので、ラストは、日和警部と金田一耕助が迷路荘の馬車に乗って「いずれあんたとはまたどこかで、新しい事件に取り組むおりもあるじゃろう」「腐れ縁ってヤツですかね。僕と日和さん」あはは・・・と、のどかで和やかな雰囲気で終わる。この馬車の上に死体が置かれてたのにww
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