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シカゴ・メッド シーズン3のMIDORIのレビュー・感想・評価

シカゴ・メッド シーズン3(2017年製作のドラマ)
2.0
このシーズンでは後に“LAW&ORDER:SVU”の主要メンバーとなるデモア・バーンズとジェイミー・グレイ・ハイダーがゲスト出演。デモアはチャールズ先生の裁判で弁護士役として登場して、ジェイミーは検事局の担当者として登場しました。デモアがゲスト出演した裁判では、シカゴジャスティスのピーター・ストーン(フィリップ・ウィンチェスター)が検察官として登場していて、SVUメンバー大渋滞です。

付き合うのか付き合わないのか、もどかしい関係だったウィルとナタリーはこのシーズンでお互いの気持ちを確かめ合いますが、ナタリーが情緒不安定すぎて、いくら美人でもしんどい(笑)自分のことしか考えてないし、ウィルはナタリーに結構ひどいこと言われたりもしたけど、それでもナタリーに対する気持ちが冷めないあたり、ナタリーはウィルを絶対に手放さないほうがいい。

ここに来て突如登場したチョイ先生とエイプリルのカップルが好きです。たびたび招かれるエイプリルの家族が開催する内輪のパーティがとんでもない規模で、毎回ビビってるチョイ先生が面白くて、推しカップルです。

チャールズ先生の事件以来、患者に対する不安が拭えないサラ・リースはこのシーズンめちゃくちゃで、情緒不安定なリースの元に幼い頃家族を捨てた父親が突然現れたりと、仕事もプライベートも落ち着かないリース。そんなリースを決して見捨てずに、正しい道へ導こうと努力するチャールズ先生がかっこいい。

チャールズ先生の娘ロビンと付き合っていたコナーは、術後の経過があまり良いとは言えないロビンに手を焼きつつも愛していましたが、ロビンが「あなたは病気の私を世話するのが好きだけ!」とコナーが気の毒になるセリフを吐いて、チャールズ先生の手も借りながらシカゴから脱出。これ以来、一人の女性を愛することをやめたコナーは“THE独身貴族”なワンナイト主義に(笑)クールに見えて、実は熱いコナーがMEDのキャラクター的には一番好きですが、このシーズンでは自分勝手なことばかりしていて、シーズン3の推しキャラはウィルです。

総合的には✩2.0ですね。チームワークが無さすぎて、メディカルドラマとしては微妙かなと思います。コナーとウィルは好きですが、この二人がいるからMEDが好きなるというわけでもなく、共感できるキャラクターが一人もいないのが残念。別の作品と比較したくはないですが、NBCにはキング・オブ・メディカル・ドラマの“ER”がありますので、何年経ってもこの局の作るメディカルドラマはERを抜くことは出来ないでしょう。
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