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マインドハンター シーズン1のgeminidoorsのレビュー・感想・評価

マインドハンター シーズン1(2017年製作のドラマ)
3.5
D.フィンチャー監督"ゾディアック"が好きだから、本作も照明や編集段階のフィルターかけ具合は好みではある。観ていて眼は疲れる色味なんだけど。

獄中の受刑者の役者達は各人恐ろしくキャラが濃く、ついつい惹きつけられてしまった。
しかし、肝心のFBI捜査官等や学者女性の表情や会話が押し並べてドラマ的。
悪い意味での"ドラマ的"だ。安っぽく感じられてしまう。海苔弁は毎回食べてると飽きるといった感じか。
主人公の恋人(ビョーク顔)との毎回毎度のコーナーみたいなやり取りも、安直で浮島だ。
B.C.ソウルで"ドラマだからって、あなどれないィ!"と感激した筈なのに、再び本作で"ドラマだしな…仕方ないよな"みたいな。何処かしら引いて観ている過去パターンに戻らされた。

だからワタシには今一つ二つ入って来なかったシリーズ1。

チーム四人目の男性(弱気係?)がある回から急に現れて、ハッキリ言って"お座なり"な役どころだよね。実はスパイだったとか?いずれオチがあるのかな?と思いきや、精神的に"耐えきれなかった"が理由で内部告発テープを送るなんて…
アンタ、よくFB Iなれたじゃん!って苦笑するしかなく。


唯、挿入される音楽は毎回が流石フィンチャーチョイス!
あそこでツェッペリンとか流れたらコチラはイチコロだ。
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