kkkのk太郎

マインドハンター シーズン2のkkkのk太郎のネタバレレビュー・内容・結末

マインドハンター シーズン2(2018年製作のドラマ)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

サイコ・サスペンスドラマ『マインド・ハンター』のシーズン2。

新たな所長が就任し、組織内での存在感を増す行動科学課。
しかし、シリアル・キラーたちへの聞き取り調査により精神を病んだホールデンはパニック障害になってしまう。また、ビルの家庭でも新たな問題が発生する。
種々多様な問題を抱えながら、行動科学課はアトランタで発生した連続児童殺人事件の調査へと赴く…。

製作総指揮を務めるのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ワイルド・スピード』シリーズの、オスカー女優シャーリーズ・セロンと、映画監督デヴィッド・フィンチャー。
なおフィンチャーは、第1・2・3話の監督も担当している。

う〜ん…。
う〜〜〜〜〜ん……。
こう何というか、毎話毎話面白くなりそうな雰囲気だけはあるのだけれど、なんか煮え切らないまま終わってしまった。

前シーズンは行動科学課のセットアップだけで終わってしまった感じだったけど、今回は実際に連続殺人事件の捜査に乗り出す。
その事件とは「アトランタ児童連続殺人事件」。29人もの被害者を生んだ、未曾有の大量殺人。
最終話のモノローグでぶっ飛んだ。この事件実話がベースだったのかよ!?∑(゚Д゚)

それなら、この残尿感の残る決着にも合点がいく。
…いくんだけどさ〜。2時間の映画ならともかく、約9時間も付き合わせておいてこの終わり方はなぁ…。労に対してご褒美が少なすぎやしませんかねぇ。

もっと根本的な問題として、このシーズンではホールデン、ビル、ウェンディ、3人それぞれの物語が展開される。
視聴者として興味があるのはやはりホールデンが主導するアトランタ児童連続殺人事件。
しかし、その流れをぶった斬るようにしてビルの家庭のイザコザやウェンディの恋愛についてのエピソードが挿入される。
テンポ悪いっつーの。もっとホールデンの活躍を見せてくれっ!

まぁ何というか、この題材ならもっとサスペンスフルな面白いドラマ作れただろ、というのが率直な感想。
チャールズ・マンソンが登場したり、『セブン』的な殺人事件が発生したり、「おっ!」と思わせてくれるところは多かったんだけどねぇ。

次シーズンこそは…!と思ったら、何とこのドラマここで打ち切り。
フィンチャー監督の最近のインタビューによると、「金かかりすぎるから作るの無理」なんだそう。おいおいおいおい💦
BTK事件やビルの息子など、数々の伏線をぶん投げて終わってしまった。
なんだかなぁ〜〜…。

あ、そういえばホールデンの彼女、今シーズンでは影も形もなかったね。評判悪かったのかな?
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