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マインドハンター シーズン2のgeminidoorsのレビュー・感想・評価

マインドハンター シーズン2(2018年製作のドラマ)
3.3
時間なく1日1話じれったく鑑賞。
シーズン1の流れから期待度は高まったが、2もコレ観終えてこちとら何も腑に落ちないナ。
打ち切りどうこうじゃあナイんだな。何を描きたいのかな…?シリアルキラーのプロファイルの創世に携る新鋭の苦節?将又犯罪者の異常さ?登場人物各々の隔絶感や追う側or追われる側双方の繰り返される底無しの闇なのか?
題材に対して主人公の為人や周りのキャラが浅くてつまらな過ぎる。"一辺倒"ってのかな…常にThe単調で、喩えドラマにしても、何処となくお座なりに毎回感じた。
淡々と進み、単調でより一層怖さや話しが深まる場合もあるが、本作は焦点がブレて迷走が目立つ。
女教授のプライベートや主人公の彼女との関係等、とって付けた様で昼ドラ的だぞ〜(って昼ドラ知らないけどサ)
犯人役ばかり各人入り込んだ演技で魅入れたが…それだけでヨシとすべくドラマな訳かえ⁈

場面が変わり地域を示すテロップ写植というかロゴが"パリ・テキサス"や"ゾディアック"を彷彿とさせるいかにもアメリカンなデザインで威力があったし、挿入される音楽は個人的には好みだし監督の曲チョイスにセンスは感じるのだが、効果音や歌詞の無い音響が常に"不穏な空気感を増長させたい"ばかりに随所に入れ過ぎて全体の空気感として逆に安価な質と成っていた。



前から好きではある監督の作品だからこそ、配信から遅ればせながらに観た本作に大きく落胆するのだろう。
けど…あえて云うならば"セブン"や"ゾディアック"との大きな差異の一つROCKで表してみると〜例えばあえてパンクROCK…

ガレージバンド的に荒々しい演奏、
パンキッシュにそれなりに激しい縦ノリ単純8ビートの倍テンポの2ビート、
楽器側のコイル選択はあくまでリア、
アンプ側の出力は兎に角総てハイレベルに上げ、
G.のリフやカッティングは常に全弦全音かき鳴らし、
Ba.の八分音符羅列は小節の導入&展開部も同じ圧でピック弾き、サスティーンも同じ、
Ds.のハイハットは常時開いたまま左足は使わず、
スネアは浅かろうが深かろうがチューニングは全周同じ締め方でひたすら硬め、
クラッシュシンバルのタイミングはいつも4or8小説毎にスティック振り下げで同じ鳴り…

コレでも"パンクロックなんて皆同じ"と偏見の耳で聴いてしまう人や、元来若い時期だけ聴いたりしたが直に"あんなモノは若い頃しか聴けないョ"なんて言い放っちゃう謂わばファッションでパンクを聴いていた人は、上記の演奏で"コレがパンクだ"と一瞬悦ばせる事も出来るかも知れない。
それとも、この世の中、今の御時世には音楽なんてもっと沢山あるし、パンクっぽい曲やROCKっぽい音や人に対しては、それ程レベルや深みや細かさは求めはしないヨって事だろうか…?
つまり音楽じゃなくて映画に置き換えても同じく…

ま、何を言ってんだか伝わらない御仁には伝わらないだろうけどサ。ワタシ自身も何言ってんだかマトマラナイんだから仕方ない!(待合人が渋滞にハマり遅刻してるからコレ書いて時間を埋めているだけの事ョ☝️)
青空の下、目には見えない細かい花粉を浴びながら(>_<)……結局はワタシ個人が同監督に何処となく或る意味でパンクを感じてきた(音響や演出的にではなく、提出仕方や精神みたいな部分に)かも知れない。その上で、常に最高の演奏を聴かせてくれヨ!"とナイモノネダリしてるんだナってことだろうしネ…(´∀`)



ゾディアック・カラーは画面から味わえたが個人的には染まり切れず。
このドラマは最後まで脚本の展開や繋ぎ方かな、リズムが甘くてThe中途半端。
割り切れん気分をスコアに表したら→3.333…みたいな⁉︎
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