主人公が当時の女性の抱える問題や日常を下ネタも交えながらギャグで真実を語る脚本には好感。ユダヤ人の自虐ギャグや50’sの男女の社会的立ち位置がにじみ出るギャグは面白かったり全然笑えなかったり。日本語訳にするのは難しいセリフだと思うし、普遍的な笑いは決して多くないギャグなのに、あえてこの作品をamazon. jpが字幕付けて提供してくれてることは素晴らしいと思う。
ただ、amazon.comが作り出す今作品の50’sのノスタルジックな雰囲気は好きだし難しいこと言わずにただ見てるだけでもいいのだけど、あえて言うなら、単に変化を持たせたかっただけの設定のような感じもする。現代の設定でも良かったのではないかなぁと。当時と現代で共通する問題点を浮き上がらせているのは理解できるけど、50’sのフレームに入れ込むことで内容の掘り下げが浅くなってしまっているような気もする。
amazon.jpは、途中で流れる曲の歌詞も意訳でもいいから字幕を付けてくれたら嬉しい。ストーリーに一層深みが出るのではないかと思う。
2nd シーズンであれこれ蒔いたタネをどう収拾していくのか期待したい作品。
