なお

マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン4のなおのレビュー・感想・評価

4.0
女性ながら一流の漫談家を目指すミリアム・”ミッジ”・メイゼルの活躍を描くドラマのシーズン4。

なんやかんやで配信開始から1年遅れでの完走。
既にファイナルとなるシーズン5も公開され始めているというのに…

✏️よみがえれミッジ
前シーズンのクライマックスにて、スター・コメディアンのシャイをコケにするようなネタを披露したことにより、半分以上業界から干されつつあるミッジ。

当シーズンでは、そんなミッジが逆境からふたたび這い上がり、コメディエンヌとして再起を図ろうとする姿にスポットが当てられる。

再起のための足がかりとして違法なストリップクラブで幕間のMCを務めながら、職場の風紀を改善していくなど、持ち前の器量の良さで徐々にではあるが人気と信頼を回復していく。

一方ミッジの相方スージーは、数少ない友人…悪友であったガスライトのオーナーを亡くし喪失感に苛まれる。
ミッジ宅に居候しながら以前の野心を取り戻し、ついに自らが経営する芸能事務所、スージー・マイヤソン社を立ち上げることに成功。

一癖も二癖もある事務員や所属タレントの奇天烈な言動っぷりに頭を悩ませながらも、経営者としての手腕をいかんなく発揮するスージーの姿は痛快そのもの。

取り戻した信頼を糧に様々なステージを経験できるようになり、大きな仕事の依頼も舞い込んでくるが、ミッジには誰にも譲れぬ一つのプライドがある。

「私は私のやりたいようにやる」

彼女がステージに立つ時、そこにはいつも「枷」があったように思う。
他人への忖度、下ネタや下世話なネタはNG…
あらゆることに奔放な性格のミッジがこれらの「枷」を窮屈に感じてしまうのは当然だろう。

☑️まとめ
シーズンクライマックス、イイ関係になりかけていたレニーからも愛想を尽かされ、大雪が吹きすさぶ中を一人歩くミッジ。

「前に進め」

そう。もうこうなれば、己が信念を貫き前に進むしかない。
いよいよシーズン5で完結となるミッジとスージーの物語。
二人が最後に立つ舞台とは?

<作品スコア>
😂笑 い:★★★★★
😲驚 き:★★★★☆
🥲感 動:★★★☆☆
📖物 語:★★★★☆
🏃‍♂️テンポ:★★★★☆
なお

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