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Fleabag フリーバッグ シーズン 2のみのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

フリーバッグ、自己破壊的で衝動的だけど、結局とても人間らしいし優しくて、チャーミングな愛されキャラだと思う。それになんていうか、弱さを曝け出せる強かさがある。
やけくそで自堕落な行動をとりがちなフリーバッグの気持ちもわかるし、ジョークをいう才能や人生の深みに憧れるクレアの気持ちもわかる。
神父の、強くないと人を愛せないというスピーチ、耳が痛い。
その言葉を残してフリーバッグの元から去った神父は、強くはいられなかった、ってことなのか、、ラストシーンのフリーバッグは悲しそうだけどなんだかひょうひょうとしていて、神父との対比が印象的。やっぱり笑顔でこちらに目配せする様はいじらしかったけど。

不器用な人間の不器用さをただあるがまま肯定してくれる作品、好きだなー。観終わった後、ボージャックホースマン観終わった時と似たような心持ちになった。
3年ぶり2回目の鑑賞だったけど、また5年後くらいに見返すだろうなーという気がする。
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