松本清張の同名小説の映像化作品。
現在までに8度もドラマ化され、こちらが最新版。
期待大だったものの、原作が古いせいかストーリーが平凡。

松本清張の数多くある小説の中でも映像化しやすいのかわからないが、幾度も映画・ドラマになる作品というのがあって、本作は過去8度もテレビドラマとして映像化している人気作。土曜ワイド劇場でも火曜サスペンス劇場でもドラマ化されている。短編で2時間枠に良い具合に収まるんでしょうね。
で、今のところ今作は一番新しいドラマ化ということになるのだが、それでも2012年なのでもう10年前。松本清張没後20年のスペシャルドラマとして放送。

準主役の野関利江の殺害シーンを隠して犯人を曖昧なままのミステリーにするか、または犯人の殺しをわからせてじわじわアリバイが崩れていく倒徐ミステリーにするか、脚本次第でどちらにでも演出できるストーリー。今作は前者。ちなみに火サスの古谷一行版は後者で私はこちらがお気に入り。

まあ今作も普通にまとまって出来てるほうかなと思うが、ちょっと短く呆気なかったかな、もう少し長くてもよかったかな、とも思う。以上。

テンポが良すぎる気もするけれど、その分見やすいかな。