このレビューはネタバレを含みます
泣いた。
いろんな意味で最高すぎて泣いた。
映画やドラマ、アニメ、全てにおいて言えることですが二作目が前作より劣るというのは、例外なく当てはまると思うんです。
しかし、しか〜し。
こちらは前作をはるかに上回る面白さで驚いたわ。一日足らずで観てしまいました。
まだ多くを明かされていなかったザ・チャイルド(グローグー)の出生の謎、ジェダイの登場を予感させるアソーカの台詞、そして悪役のモフ・ギデオンと伝説のアイテムであるダークセーバーの繋がりなど、
これまでのSW作品に深く繋がる物語が描かれており、目が離せないです。
まるで飽きさせない展開。
とにかくジョン・ファヴローやデイブ・フィローニのSW愛をひしひしと感じたな。ジョージ・ルーカスへの最大限のリスペクトと。
かと言って懐古的すぎるわけではなく、ルーカスが築いた礎を重んじながら新しさに挑戦している点。
よく練られた構成には感動しまくり。
シリーズお馴染みの乗り物によるチェイスシーンが満載!
スピーダーバイクやXウィング、タイファイターの登場。マンドーの宇宙船レイザークレストは、ミレニアムファルコンを彷彿とさせる飛行を見せてくれます。見応え抜群。
そして満を持しての登場、ボバ・フェット!
ちょっとあんた〜〜〜〜カークーンの大穴に落ちて、惨めな死に方してなかったのね〜〜〜〜
帝国軍の残党に奪われたザ・チャイルドを救い出すべくチームマンダロリアンとして共闘するんだから、どんだけワクワクさせる気よ…
歓喜と感動と大きなサプライズ。
特に最終話は神回すぎて、気が狂いそうでした。
マンダロリアンとモフ・ギデオンの死闘を経て、ザ・チャイルドをなんとか奪い返したのに。
最後の最後で手に負えないほどのダークトルーパーに襲われてしまう……
すると1台のXウィングが登場…
緑のライトセーバーを操り、ダークトルーパーを次々と倒していくジェダイ。
まさに無双でした。
誰だ…
右手が機械に見えたような…🦾
まさか…
その正体は、なんと、なななんと、ルーク・スカイウォーカーでした。
うわああああああああああ
ジェダイの登場は噂されていたけど、まさか若かりし頃のルーク登場とは。これは予想外の展開。
R2-D2まで登場しちゃうんだから…
そしてここからは本当に泣いた。
そう、ザ・チャイルドとの別れのシーンだ。マンドーが自分の意志で、人前でマスクを取るのだ。
あのときのマンドーの表情。
思い出しただけで泣けてくる。
父の表情をしてたんです。
思えば、SWはダースベイダーとルークスカイウォーカーという運命に翻弄された父と子の劇的な関係が大きなテーマでした。
ダースベイダーがルークに自らが父親であることを明かすシーンを想起させる。そんな“新たな親子愛”の結末に涙せずにはいられないよ…
本当に傑作です。
「ローグワン」と「マンダロリアン」はSW史上一番の出来の良さだと思います。
しかし全ての始まりであるジョージ・ルーカスのすごさに改めて感動するなど。