コバタケ

マンダロリアンのコバタケのレビュー・感想・評価

マンダロリアン(2019年製作のドラマ)
4.5
2023年11月21日-22日ディズニープラス全8話再観賞(1話33~49分)
2019年配信の「スター・ウォーズシリーズ」初の実写ドラマシーズン1。

帝国の崩壊から5年後。賞金稼ぎのマンダロリアン/マンドー:ディン・ジャリン(ペドロ・パスカル)は、ブローカーから「50歳の獲物」を捉える依頼を請ける。捜索中、複数人に依頼されており、全員死亡している事を知る。

吹替版で鑑賞。スター・ウォーズシリーズは1977年「エピソード(以下EP)4 / 新たなる希望」、1980年「EP5 / 帝国の逆襲」、1983年「EP6 / ジェダイの帰還」を小学生の頃に水曜ロードショーや金曜ロードショーで、1999年「EP1 / ファントム・メナス」を久しぶりのナンバリングタイトルだったので、20代半ば頃に劇場鑑賞。EP1の話の内容がよくわからなかったので、以下作品は未鑑賞だが「マンダロリアン」の時系列を説明するために記述。

2022年「EP2 / クローンの攻撃」、2025年「EP3 / シスの復讐」、2015年「EP7 / フォースの覚醒」、2017年「EP8 / 最後のジェダイ」、2029年「EP9 / スカイウォーカーの夜明け」、スピンオフの2016年「ローグ・ワン」、2028年「ハン・ソロ」がある。

本作の時系列は、EP6の5年後で、EP7の25年前。帝国崩壊から帝国残党が結成した軍事組織ファースト・オーダー出現までの間の出来事。

マンドーは惑星マンダロリアン出身ではなく戦災孤児。孤高の戦士で「スターウォーズ」シリーズらしく、”サムライ”のイメージがぴったり。彼が所属するマンダロリアンは、他人の前で仮面を脱ぐことが戒律で許されていないので、1回しか素顔をみることが出来ないが、ペドロ・パスカルは、2014年「ゲーム・オブ・スローンズ」オベリン・マーテル役や「メンタリスト」マーカス・パイク役、2015-2017年「ナルコス」ハビエル・ペーニャ役等を努めていて演技は上手い。

ザ・チャイルド:グローグーは、強いフォースを持つも使いこなせておらず、まだ幼い為(といっても50歳)言葉も話せないが、マンドーとの絡みが良い味を出している。

グローグを執拗に狙うのは、かつてマンダロリアンを大粛清した帝国諜報機関将校のモフ・ギデオン(ジャンカルロ・エスポジート)で"ダークセイバー"を持っている。ジャンカルロ・エスポジートは、2009-2011年「ブレイキング・バッド」2017-2022年「ベター・コール・ソウル」のグスタヴォ・“ガス”・フリング役などを努めていた。

その他気になった主要キャストは以下。

・元反乱軍ショック・トルーパーのキャラ・デューン役のジーナ・カラーノのアクションが頭抜けているように見えたので、調べるとムエタイベースの総合格闘家だったので納得。

・賞金稼ぎギルドのリーダーのグリーフ・カルガ役のカール・ウェザースは、1976年「ロッキー」でアポロ・クリード役や1987年「プレデター」のディロン役を思い出し懐かしい。

・科学者のドクター・パーシング役のオミッド・アブタヒは、2004年「24 -TWENTY FOUR-」シーズン4のサファ役や同シリーズの 2009年シーズン7でジブラーン・アルザリアン役、2012年「アルゴ」のレザ・ボルハニ役、2015年「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」のホームズ役など、チョイ役だったりするけれどなぜか記憶に残っていた。

・マンダロリアンの指導者アーマラー役のエミリー・スワローは、2013–2014年「メンタリスト」キム・フィッシャー役が最近「メンタリスト」シリーズを再鑑賞したので記憶にあった。

・暗殺者フェネック・シャンド役のミンナ・ウェンは、1995-2004年「ER緊急救命室」ジン・メイ・チェン役、1994年「ストリートファイター」春麗役、2013-2020「エージェント・オブ・シールド」メリンダ・メイ役などだが、特に「ER」と「エージェント・オブ・シールド」を何度も観ているので印象深い。

・マンダロア奪回を図る名家出身のマンダロリアンのボ=カターン・クライズ役のケイティー・サッコフは、2003-2009年「GALACTICA/ギャラクティカ」のカーラ・スレイス中尉役。DVD未購入で動画配信していないので”みたいもの”に入れておく。

作中で本作に必要な情報は与えてくれるし、お話はテンポよく笑い有り悲しみ有りでとても楽しめる。アクションもシリーズ映画比較しても遜色がないので、スターウォーズシリーズを知らなくても、十二分に楽しめた。シーズン2が楽しみ。

memo
・配信日:2019/11/12
・配信サイト:Disney+
・受賞歴:第72回プライムタイム・エミー賞(最撮影賞シングルカメラ・シリーズ(30分)部門、作曲賞シリーズ部門、プロダクションデザイン賞(30分以下)、音楽編集賞コメディおよびドラマシリーズ(30分)およびアニメーション部門、音楽ミキシング賞コメディおよびドラマシリーズ(30分)およびアニメーション部門、特殊効果賞、スタントコーディネーション賞ドラマシリーズおよびリミテッドシリーズおよびテレビ映画部門)

放送年
★2019年 シーズン01(08話)
・2020年 シーズン02(08話)
・2023年 シーズン03(08話)

スピンオフ
・2021年 全07話 ボバ・フェット/The Book of Boba Fett
・2023年 全08話 アソーカ
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