生後間もなく取り違えがあって実は他人だったからと言って、10年以上家族として育てた娘を一人残して黙って渡米してしまうなんてあり得ないだろう、とか、血縁関係はないのに頑なに交際に反対するのは意味わからん、てか、その手のベタないじめ方はなんなんだ等、ツッコミどころは満載だけれど、それはさておき。
みなさんご指摘の通り、「実は血の繋がらない兄妹」「実は御曹司」「不治の病」「手強いライバル」などなど”韓ドラあるある”山盛りで、初心者としては、「なるほど！ 様式美はすでにここから！」と、別の角度で感動した。
ウォンビンがいちばん良い役を演じましたね。こういうキャラを演じた人が、以後人気が出て活躍するのもまた韓流の定石。
小春日和のような暖かくて穏やかなオープニング・テーマが良かった。「禁じられた遊び」のテーマは、どうしてもあの映画を思い出してしまって、ちょっとね。でも、あの、サントラ史上最も有名な(？)転調は、物語に深みを与えていて悪くなかったかも。
ラストについては賛否両論あるようだけれど、個人的には”約束を守れなくても”「汝を許す」ということでハッピー・エンドだったのではないか、と。
美人薄命のことばそのままの、健気な薄幸の美女を演じたソン・ヘギョは、約18年後の来世(？)で、パク・ボゴムを手玉に取る敏腕キャリア・ウーマンにして財閥令嬢となるので、みなさまご安心を（笑）。
